祈りにも似て

生きることは深爪の痛みに似ています

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『幕が上がる』感想後編

感想後半。 合宿の際に、「東京」で「演劇」を続ける道が、小劇場の舞台に立つ先輩の姿を通して、さおりたちに示される。そしてそれは、楽しいばかりでないことが、久しぶりのさおりたちの顔を見て思わずうつむき、涙ぐむ先輩からも十分示唆される。吉岡先生…

『幕が上がる』感想前編

なんで演劇やってるの? もし現役時代の自分がこの質問を投げかけられたらどう答えただろう。 演劇部は、そして部活での演劇は、条件が重なれば、さしたる覚悟を持ち合わせずとも入部できるしそのままなんとなく卒業まで続けることもできる。演劇は、セリフ…